竜山鉱山選鉱所跡
竜山(たつやま)鉱山跡地は同志たちの中では有名な廃墟の一つだ。
この鉱山岡山県の中央に位置する久米郡に存在し銅鉱を採っていたが1960年ごろに閉山し、今では完全に廃墟と化している。
その後、他の企業により買収されて事務所だけが使われていたこともあったらしい。
今回僕たちはその中でも特に巨大な選鉱所へと向かった。
細い山道を川に沿って車を走らせていると、緑に埋もれた建物がいることに気づく。
地図を見ると川の向こうだが、よくよく川べりを見ると堅牢な橋が渡されているようだ。
橋の向こうには迫力のある建屋と細い門が出迎えてくれる。
正面には崩れ落ちた屋根とベルトコンベアらしきものが見える。
ここを左に回り込み石垣を登ると一つ上の段へと登った。
(余談だが右に回り込んで斜面を登ろうとすると腐葉土に足をとられて大変な目に合う。)
上の段ではコンクリートで出来た作業場を見ることができる。
コンクリートの枠の中では銅の痕跡と思われる緑色の付着物が見られた。
続いて壁に目をやると当時使われていたであろう配電盤ケースや張り紙があった。
そこからさらに二段上ると2020年夏季現在残っている一番大きい建屋の中を見ることができる。
そこで僕たちはこの工場の建屋は基礎以外が木製であることに気が付いた。
正面の木製の坂を上ることは危険と判断し、さらに一段上ったところから内部へと入っていくことができた。
中は一階からの吹抜けとなっており、僕たちの入ってきた二階は狭い廊下となっていた。
以外にも強固な階段を登り達した三階では吹抜けの真上に作業場らしきものが作られていた。
水に濡れなければ木製のものをここまで持つものなのだ。
今回は選鉱所を見て回った。
周囲には鉱山時代の事務所にして閉山後に人が常駐していた建物や鉱山時代の社宅もある。
鉱山口を探すのも興味深いものだろう。
また、インターネット上の他のブログを見ていくと、時代に応じて残っている建屋が見て取れることがある。
最後にこの鉱山について調べるにあたり勝手に参照させて頂いたNPO法人スゴログ様への感謝を表し、
この鉱山についての詳細を綴ったアーカイブページのリンクを載せてこの記事を終える。
大変興味深い内容となっているため、ぜひこちらも見て欲しい。
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