田代元湯(2/2)
手っ取り早くルートが知りたい方のために経路をまとめるとこのようになる。
前日の夜に元湯に到達した方のブログに最後の登山道への入り口が記載されており、見覚えがあったのでそこまで勇足で向かった。前半の記事で到達した工事現場は上の画像の②になる。ここから道路へ向かい、③のガードレールから獣道と化した登山道に復帰することができる。また、目印となる虎ロープも消失しているが、一番端の支柱が入り口なのでそれを手掛かりに探して欲しい。(前日もここを通ったのだが気づくことができなかった)
中央下の丸い支柱が入り口になる
ここから先は道こそ悪いが迷うことなく元湯まで進むことができる。
地面も多少しけていたが、ぬかるみ等はなく、比較的歩きやすかった。
この先に田代元湯がある
倒壊した橋。下流で流れた残骸も確認できた。
深い場所、流れの早い場所があり、生命の危機を感じた。
半壊した吊り橋があるとのことだったが、僕が目にしたものは川の両端に残った鉄の残骸だった。
何度かポイントを変えながらトライしたが、時雨を吸った川は生身の人間にが渡るのには厳しすぎた。気温8℃の中胸まで一瞬漬かり、リュックに入れていたカメラを壊してしまったのも痛恨だった。体が縮こまり運動機能が著しく低下してきたので大声を出して気持ちを奮い立たせながら着替えて元の道を引き返した。
登山道を歩く気力がなかったので非常に申し訳ないが工事現場用の道路を歩いて戻っていると出勤してきた現場の方に立ち入り禁止だと注意を受けて県道までプロボックスで送還された。
まとめるとここは工事現場の近くにあり、ここを訪れる上で起きたアクシデントは全て自己責任となる。(これは廃墟全般に言えることだが)
ダムが完成すると元湯は沈むとの情報が見られるので興味のある方は前述のルートで是非行ってみて欲しい。
道中で観察できたオニヤンマの産卵
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